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フランス語の参考書⑨『Promenades』

07 26, 2013
Promenades En France et ailleurs―東京大学フランス語教材 テキスト+CD2枚Promenades En France et ailleurs―東京大学フランス語教材 テキスト+CD2枚
(2006/09)
東京大学教養学部フランス語部会

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 目次

 1 地球の明日は?
 2 少し、たくさん、熱烈に…全然
 3 他者とそのイメージ
 4 帰ってきた吟遊詩人たち
 5 都市という社会、ヴァーチャルな社会
 6 ことばを遊ぶ、詩に賭けられたもの
 7 遠くから見ると、近くから見ると


 本書は全7章構成、それぞれ「環境」、「愛」、「他者」、「シャンソン」、「都市」、「詩」、「異文化」がテーマとなっており、計19篇のテクストが収められています。

 テクストのほかにも、各テクストを読むための背景知識(日本語)と訳注がついているので、ひと通り文法を勉強していれば十分に取り組めるようになっています。

 この本のいいところは何といっても、詩やシャンソンを含めてさまざまな分野の文章が載っていることです。各テクストにはレベルを示す★がついているので(★~★★★)、★ひとつのものから読んでいくのもあり、★に関係なく自分が興味をもったものから読んでいくのもありです。
 私はArthur RimbaudのLe Dormeur du Valという詩から読みました。詩は難しいと思っていましたが、むしろイメージがどんどん広がって惹きこまれるうちに、あっという間に読めてしまいました。

 フランス語と言うことばそのものの世界を楽しめると同時に、フランス語を通じて考えるきっかけにもなる本です
 
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誤訳ってなに?どうして誤訳が生じるの?

07 24, 2013
 誤訳、誤訳と言いますが、そもそも何をもって誤訳と言うんでしょうか。

 みんながそれぞれ異なる認識のもとに「誤訳」ということばを使っていると、当然議論にならなくなります。

 何か参考になるものがないかと思ってAmazonでいろいろ探してみました。


 『新版 誤訳』グロータース、三省堂選書
 『誤訳迷訳欠陥翻訳』別宮貞徳、文藝春秋
 『誤訳-大学教授の頭の程』竹内謙二、潮文社
 『続誤訳迷訳欠陥翻訳』別宮貞徳、文藝春秋
 『誤訳で学ぶ技術の英語』井上章、アルファベータ
 『誤訳パトロール』堀内克明、大修館書店
 『名訳と誤訳』中村保男、講談社
 『こんなにもある翻訳書の誤訳』重長信雄、一光社
 『誤訳悪訳の病理』横井忠夫、東洋書店
 『現代翻訳考-超訳・名訳・誤訳を読む』中村保男、ジャパンタイムズ
 『誤訳辞典』別宮貞徳、バベルプレス
 『誤訳・悪訳・珍訳大研究』菊地義明、日本実業出版社
 『特選誤訳迷訳欠陥翻訳』別宮貞徳、筑摩書房
 『やっぱり、誤訳だったのか!』別宮貞徳、ジャパンタイムズ
 『誤訳をしないための翻訳英和辞典』河野一郎、DHC
 『誤訳の構造』中原道喜、聖文新社
 『誤訳の世界はワンダーランド』古賀正義、ぎょうせい
 『推理小説の誤訳』古賀正義、日本経済新聞出版社
 『日本人なら必ず誤訳する英文』越前敏弥、ディスカヴァー・トゥエンティワン
 『悩ましい翻訳語』垂水雄二、八坂書房
 『厄介な翻訳語』垂水雄二、八坂書房
 『誤訳の典型』中原道喜、聖文新社
 『日本人なら必ず悪訳する英文』越前敏弥、ディスカヴァー・トゥエンティワン
 『誤訳の常識』中原道喜、聖文新社
 

 絶版のものも結構ありますが、かなりの数になりました。文芸翻訳になると話がややこしくなるので、まずは産業翻訳、技術翻訳の分野を中心にみていきたいのですが、やはり文芸翻訳を対象にした本が多そうです。

 誤訳のメカニズムを明らかにするには、中原さんの3部作が参考になりそうですね。

 誤訳の定義ですが、情報量理論、情報子理論の枠組みを使えば、次の3点を満たしたものと考えられるのではないでしょうか。
 1.言語の本質を踏まえていない
 2.情報量を把握できていない
 3.情報子を把握できていない

 この3つでいけるかどうか、上に挙げた本などを参考にして検討していきたいと思います。

フランス語の参考書⑧『憂い顔の「星の王子様」』

07 22, 2013
憂い顔の『星の王子さま』―続出誤訳のケーススタディと翻訳者のメチエ憂い顔の『星の王子さま』―続出誤訳のケーススタディと翻訳者のメチエ
(2007/05)
加藤 晴久

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 目次

 第1部 批評はハッタリか?(『星の王子さま』はオトナのための小説か?
 ボアはボアだ
 「飼いならす」とは「絆をつくりだす」こと)
 第2部 翻訳者の務め(翻訳批評のルール
 「印象訳」という煙幕
 「翻訳者=演奏家」の陥穽)
 第3部 憂い顔の『星の王子さま』


 著者は猛烈に怒っている。
 副題は「続出誤訳のケーススタディと翻訳者のメチエ」。

 内容は、内藤訳を中心に、「星の王子さま」の訳書15点を取り上げて、訳文を検討していくというもの。「はじめに」にあるように、「自動車に欠陥が見つかれば、メーカーが無償で回収・修理する責任を負うリコール制度があり、その他の製造物の欠陥についても製造物責任法で製造者に賠償責任が生じるのに、出版社が欠陥翻訳の責任を問われない、翻訳公害垂れ流しの実態に一石を投じた」(p.5)ものになっている。

 末尾にはこうある。「翻訳も結局は、外国語力の問題ではなく、おつむの問題である」。「こんな翻訳を50年間にわたってコドモたちに読ませてきた責任は誰が、どうとるのか」(p.251)。

 よくぞ言ってくださったという感じである。誤訳指摘の場でも、おつむを少しでも働かせればこんな訳になるはずがないという姿勢で斬っていく。技術翻訳でも文芸翻訳でも、感覚で訳すとろくなことにならないということがよくわかる。

 ただ、基本の問題と枝葉末節の問題を区別せずに論じているので、「これはどのレベルの問題にあたるのか」を常に意識して読む必要がある。

 本書はあくまでも、副題の通り「ケーススタディ」である。誤訳を指摘すればきりがないし、誤訳をしない翻訳者はいない。偶発的な誤訳ならいつでも生じる可能性がある。それ以前に、そもそも誤訳とは何なのか。何をもって誤訳と言うのか。誤訳はなぜ生じるのか。なるべく誤訳をしないようにするにはどうすればいいのか。問題は山積みである。


 残念ながら本書は絶版です。内容の点からも、再び出版されることはないと思います。古本屋や図書館で探してみてください。

知識人の日本語

07 18, 2013
 最近、岩波書店からこんな本が出ました。

 
これからどうする――未来のつくり方これからどうする――未来のつくり方
(2013/06/12)
岩波書店編集部

商品詳細を見る



 目次はこちら
 
 さまざまな分野の知識人が寄稿しています。その数228人。

 これを読めば、今現在知識人たちがどんな日本語を書いているかがわかる。そう思って買ってみました。

 まだ数人分しか読んでいませんが、なかなか面白いです。内容のことではありません。1人あたり2ページ半くらいの分量なんですが、それだけでも日本語の差がはっきり出てしまっています。上手下手の問題ではありません。それ以前のところでです。

 毎日少しずつ、ノートをとりながら読んでいこうと思います。

 皆さんもぜひ

やっと聞けた

07 17, 2013
 「降りました同じホームで~」

 JRがこういう車内放送をするということは何度か耳にしていましたが、これまで自分の耳で聞いたことはありませんでした。

 この前やっと聞けました
 全国大会の行き帰りの新幹線で。

 1回目はよかったのですが、こう何度も言われると…

 もともとのマニュアルが英語で書かれていて、それをわざわざ翻訳して言ってるんでしょうか。the sameを訳す以外、こんな日本語にはならないはずです。「降りましたホームでそのまま」でしょう。

 日本語を母語とする人間であれば、「石鹸と水で手を洗いなさい」と言われたら戸惑うはずです。ふつう手はジュースとかビールではなく水で洗うので、そこであえて「水で」と言われると、そこに特別な意味が込められているのではないかと勘ぐってしまいます。わかりきったことは言わないのが日本語です。それと同じ。

 本人たちは誤解のないように、厳密にと思って言っているのかもしれませんが、「同じ」なんて言われたら逆に困惑します。

 
 たまに行くあるチェーン店では毎回同じことを言われます。

 「空いているカウンター席でよろしいでしょうか。」

 そりゃ、変な趣味はないので空いている席でお願いします…
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岡山全国大会、迫る

07 08, 2013
 いよいよ7月14日はトライアリスト岡山全国大会です。

 トライアリストの全国大会は年に1回だけ。日本全国から会員が集まります。

 今回も、北海道、沖縄からの参加者がいらっしゃいます。このことだけからも、全国大会の意義を感じとっていただけると思います。

 もちろん、講義内容も全国大会の名にふさわしいものになります。冠詞理論、情報量(子)理論の最新版です。1日でこれだけ披露してしまっていいのかという内容になるはずです。→シュリーマンと木馬の王女さま

 現時点で定期的に講座が開かれているのは東京、大阪、名古屋の3ヵ所。
 トライアリストの会員は、本当に日本全国に散らばっているので、普段なかなか講座に参加できない方が多いと思います。

 家で勉強していると、いろいろ不安になってしまったり、煮詰まってしまったりすることはよくあること。そんなときに同じ目的をもって勉強している仲間や、指導を受けている先生に直接会って話を聞くと、何かしらヒントが得られるはずです。

 この機会に思い切って足をのばしてみてはいかがでしょうか。

 美味しいお土産もたくさんあるみたいですよ

東京特別講座(7月12日、13日)

07 05, 2013
 東京特別講座(7月12日、13日)のご案内です。

 
 7月12日(金)13:30~15:00 「技術英語の冠詞-可算、不可算という邪説」 

 学校で習ったことは忘れてしまいましょう。
 可算、不可算という考え方は百害あって一利なしです。
 たとえば、a more severe aneminaのように、数えられないはずの「貧血」にaがつくのはよくあること。こうなるともうお手上げです。

 情報量理論によって冠詞の謎が次々に解明されてきました。逆に言えば、冠詞の理解が情報量理論そのものの理解につながるわけです。

 今まで情報量理論の話を聞いたことがない方でも、そのすごさが実感できる内容です。
 情報量理論を少しでも知っている方には、絶対情報量、相対情報量というきわめて重要な考え方を復習するいい機会です。


 7月13日(土)13:30~15:00 「外国人にしかわからない、外国人だからこそわかる冠詞のひみつ」

 英語を母語とする人間には、「英語の冠詞の使い方」はわかっても、「冠詞」はわかりません。
 日本語を母語とする人間には、「冠詞」をわかったうえで「英語の冠詞の使い方」を身につける道が開かれています。何も臆することはないのです

 「冠詞」のない言語を話すわれわれだからこそわかる、「冠詞」のひみつ。

 ネイティブに「ほんとうの英語の冠詞の使い方」なるものを教わる前に、もっと大事なことがあります。


 お問い合わせ、お申込みはこちらまで。

名古屋講座、いよいよ

07 02, 2013
 来たる7月15日に名古屋通学コース(英訳基礎/和訳本講座準備)が開講します。
 講師は『SOHO翻訳者の仕事部屋』の著者、まな!さんです。

 講座の詳しい内容はこちらをご覧ください。

 1日で和訳と英訳が学べてしまうとても欲張りな企画です。
 和訳は和訳だけ、英訳は英訳だけ、というふうに勉強するよりも、このふたつを連動させて勉強した方が効果的。

 英訳基礎の課題は短文になっています。それでいて、医学論文に出てくるとても重要な表現がこれでもか、これでもかと出てきます。なので、今のところ本格的に英訳の勉強をするつもりがなくても、医学英語のクセさえわかってしまえば、英語の医学論文を読むのが怖くなくなります。

 和訳本講座準備では実際の論文が課題です。「いきなり論文なんて~」と思う方もいるかもしれませんが、かなり詳しいヒントがついているので、どういうところに気をつけなければいけないか、どういうところに力を入れる必要があるのかがわかるようになっています。力の入れどころを間違える心配がありません。

 せっかくの通学授業です。通信講座だけではどうしても伝えきれないものがあります。プロ翻訳者の思考の襞に分け入って、それを余すところなく吸収してください。
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翻訳の森に迷い込んでもう3年。トライアリスト東京。

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