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訳語選択訓練法

03 13, 2014
 翻訳をするうえで避けて通れない訳語の選択。英語の話はこちらに少し書かれているので、ここでは日本語の話をします。

 課題を添削するときにはまずは原文を見ず、訳された日本語だけを見ていくのですが、不思議なことにかなりざっと読んでいるだけでも、訳語の選択がまずいところは必ず目にとまります。

 論理がおかしかったり(特に接続詞)、ことばとことばの結びつきがおかしかったり。

 ふつうに日本語の文章を読んでいればこういうことに気づく方でも、いざ翻訳となると英語の方に気をとられてしまって、日本語に意識がいかなくなってしまうということはあると思います。

 ではどうすれば、そのような事態を避けることができるでしょうか。残念ながら即効性のある解決法はありません。

 今から紹介する方法はまさに日々の訓練で、大変ですし、時間がかかりますし、90%の人はおそらく端から実践しようとはしないと思いますので、やったもん勝ちです。

 

 やり方は単純です。原文があって、単語でも表現でも使おうとする訳語が頭に浮かんでくるわけですが、そこで一呼吸置いて、その訳語を使って日本語の文章や言い回しをいくつか作ってみます。

 3つ、5つと作っていくうちに、その訳語が日本語のなかでどのような使われ方をしているのかがわかってきます。みなさん日本語を母語としているわけですから、その感覚には自信を持てるはずです(自信を持てないという場合は、、、)。

 もし文章や言い回しを作れないというのであれば、そこが弱点なわけなので、それを意識して日々日本語の文章を読んで蓄積していくしかありません。

 訳語の日本語のなかでの使われ方がわかれば、その訳語をこの場で用いていいものかの判断が下せるはずです。

 たとえばa surrogate end pointというのが出てきて、surrogateを「代理」と訳そうと思った場合に、「代理」と結びつく言葉をたくさん思い出し、「代理」を使って文章を作ってみれば、ここのsurrogateを「代理」と訳せるのかどうか、答えが出るわけです。

 文章を接続することばは特に要注意で、in factが出てくれば機械的に「実際は」とするのではなく、「実際は」を使っていくつか文章を作ってみて、日本語で「実際は」を使える条件(前後の文章がどのような関係にあるのか)を確認する必要があります。



 この作業をひとつひとつの単語、表現についてやっていきます。最初はかなり時間がかかると思いますが、「自分がしんどい、面倒だと思うことに出会ったときに、自分に言い訳をしない。」(「SOHO翻訳者の仕事部屋」)ことが上達への近道です。



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Author:クルック
翻訳の森に迷い込んでもう3年。トライアリスト東京。

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