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『ハとガの謎をとく―助詞「は」と「が」の原理』

02 26, 2015

ハとガの謎をとく―助詞「は」と「が」の原理ハとガの謎をとく―助詞「は」と「が」の原理
(2014/02/22)
坂野 信彦

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第1章 つかい分けの諸説(新情報と旧情報、現象文と判断文、文と節、対比と排他、措定と指定)
第2章 ハの原理
第3章 ガの原理
第4章 つかい分けの諸説(再検討)
第5章 ハの文とガの文



 ハとガの問題に関する決定的な一冊ではないでしょうか。

 冠詞と同じように、いざその使い分けを説明しようとすると、文法学者はいくつもいくつもルールを作ろうとする傾向があるようです。ハとガについても、20以上ものルールを設けてその違いを明らかにしようとする学者もいたくらいです。当然これでは、いろいろな現象は説明できても、その原理は説明できていません。

 著者は文法学者ではなく国文学者のようです。

 翻訳という観点からは、『日本人に日本語を』にあるように、既知と未知、「が」は進めで「は」止まれということだけ把握していれば十分で、それ以上突っ込んでもしょうがないところがあるのですが、あえて何か本をよむのであれば、この『ハとガの謎をとく』がおすすめです。

 先行研究がまとめてありますし、著者は「前提事項」と「適合事項」、「当該事物」と「当該事項」という概念だけで、ハとガの原理を解き明かしていきます。

 これを読めば、情報量理論でなぜ「名子の強さ比べ」という話が出てくるのかも、おわかりいただけるのではないかと思います。


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噛んでも噛んでも

02 19, 2015

 1年ちょっとぶりに行ってきました。以前忘年会をやった大久保の「ハンニバル」
 店主のモンデールさんとも再会。前回よりちょっと大人しい感じもしましたが、相変わらずその日本語のスピードにはだれもついていけません。

 今日はラクダづくしです!このラクダづくし、なかなか反応がよいようで、モンデールさんも上機嫌です。

image1[1]

image2[1]
 これはラクダのチーズです。思ったより臭みはなく、けっこう甘い味がしました。

image3[1]
 これはコブの下の部分です。味、食感はレバーに近い感じですが、やはり臭みは強いです。とにかく臭みを消すために、いろいろ苦心しているようです。

image4[1]
 お馴染みのクスクス。これはラクダは入っていません。

image5[1]
 そして最後にラクダのモモ肉です。これが何とも硬い。噛めば噛むほど美味しいことは美味しいのですが、噛んでも噛んでも終わりがみえません。最後は観念して「えいやー!」と飲み込みます。

image6[1]

 羊なんかと比べてしまったら、美味しさではまったくかなわないと思いますが、美味しさがすべてではありません。東京にいながら、アラブの人たちが日常的に食べているものを経験できるのが、こういうお店の醍醐味です。(ヒト、イヌ、ネコ、サルを除いて)すでに哺乳類18種を食していたタリンさんも、ラクダははじめてだったそうです。

 やっぱり、食べられるときに食べておかないと!


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『翻訳を学ぶ人のために』

02 05, 2015

翻訳を学ぶ人のために翻訳を学ぶ人のために
(2005/03)
安西 徹雄、 他

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編者鼎談 翻訳とはクリエイティヴな作業である(安西徹雄/井上健/小林章夫)
第1章 英文和訳から翻訳へ
第2章 発想を転換すれば、突破口が見えてくる
第3章 フィクションの翻訳
第4章 ビジネス翻訳
第5章 映像翻訳
第6章 翻訳で作られた近代日本語
第7章 「第三の文学」としての翻訳文学―近代日本文学と翻訳
第8章 翻訳家への道―「翻訳の面白さ」を忘れないために



 まさに翻訳の「見本市」といったような本で、広く浅く翻訳の全体像を見渡せるようになっています。編者がみな大学の先生なので、アカデミックで理論的な内容になっているかと思いきや、ある程度具体的な内容になっていて、右も左もわからないようなときに読めばすごく役立つのではないかと思います。

 あくまでも広く浅くなので、結局は各著者の本を読むことになると思いますが、柳父章さんも執筆していたりと多彩な顔ぶれになっていますし、参考文献も程よく厳選されて紹介されていて使い勝手が非常によいです!『翻訳とは何か―職業としての翻訳』の山岡洋一さんや、『翻訳の世界』元編集長の今野哲男さんなど、実務畑の方も寄稿されています。

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冠詞本の分類

02 02, 2015
 世に出ている冠詞本はあまりにも数が多いので、分類があると便利です。あくまでも仮のものですが、次のような分類が考えられると思います。

①そもそも系
「そもそも冠詞とは何なのか」という観点から、名詞と冠詞との関係、冠詞と日本語との関係がしっかり扱われているもの。

②ルール系
「この場合は不定冠詞」、「この場合は定冠詞」とむやみやたらとルールが羅列されているもの。

③事典系
名詞ごとに例文が挙げられていて、無冠詞、不定冠詞、定冠詞の使い分けがわかるようになっているもの。

④ネイティブ系
「君たち日本人の英語は間違っている。ネイティブが正しい英語を教えます」

⑤その他
冠詞に関する読み物など。

 まずは①に該当する本を読んで、③で具体例を確認したり、自分の専門の書籍を読んでみたりして検証を重ねるというのがいちばんの近道でしょうか。

 ①に関してはこんな便利な講座もあって、1日で冠詞の概略がわかってしまいます。


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翻訳の森に迷い込んでもう3年。トライアリスト東京。

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