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フランス語の参考書①『中級フランス語 あらわす文法』

05 02, 2013
中級フランス語 あらわす文法中級フランス語 あらわす文法
(2011/04/12)
東郷 雄二

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 1冊目はこれです。

 目次
 1章 モノとコトをあらわす:冠詞と名詞のはたらき
 2章 ヒトとモノをあらわす:人称代名詞と指示代名詞
 3章 時間をあらわす:時制の話
 4章 言いたいポイントをあらわす:語順と主題・焦点
 5章 出来事や行為をあらわす:動詞と態
 6章 現実ではない世界をあらわす:条件法と接続法
 

 この本はフランス語を勉強している方はもちろんですが、英語を勉強している方、翻訳を勉強している方にこそおすすめです。

 日本人が最も苦手な冠詞。巷には英語の冠詞本が溢れています。でもそのほとんどがこの場合は不定冠詞、この場合は定冠詞、この場合は無冠詞などと個別的に説明するにとどまっています。それでは冠詞がわかるようにはなりません。
 
 そんな本を読むくらいならこの本の第1章、わずか30ページ弱を読んだ方がはるかに冠詞に対する理解が深まると思います。なぜなら、冠詞の機能、冠詞の本質がしっかりと書かれているからです。フランス語であろうと英語であろうと冠詞の本質は変わりません。

 この本では、冠詞の機能を「認知機能」と「談話機能」とに分けて考えています。情報子理論では、それぞれ「量子」と「流子」と呼んでいます。前者が名子の「感触」を表すもので、後者が「文の流れ」にかかわるものです。本当は冠詞にはもうひとつ機能があるのですが、このふたつに言及しているだけでもかなり価値のある本だと思います。
 
 冠詞をこのように捉えてみると、これまでもやもやしていた冠詞のイメージががらりと変わって、気分的にもすっきりしますよ。

 これを読んで飽き足らない方はトライアリストの冠詞講座に来てください。この講座では、フランス語以外にもルーマニア語などいろいろな言語の話が聞けますよ。もちろん、予備知識は必要ありません。  

 ここでは1章を中心に取り上げましたが、それ以外も大変興味深かったです。
 フランス語の参考書でありながら、全篇にわたって言語学の知見が援用されています。フランス語に限らず、「ことばの仕組み」を知りたい方は手に取ってみてください。

 ちなみに、著者の東郷雄二さんのホームページはこちら
 面白くてためになる論文がたくさん読めます。


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翻訳の森に迷い込んでもう3年。トライアリスト東京。

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