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フランス語の参考書③『フランス語らしく書く』

05 15, 2013
フランス語らしく書く―仏作文の考え方フランス語らしく書く―仏作文の考え方
(1995/04)
松原 秀治、松原 秀一 他

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 目次
 第1部 作文の考え方
  属詞の構成
  動詞の用法
  現在分詞
  同格
  関係代名詞 ほか
 第2部 フランス語の考え方
  フランス語らしく書くには
  感覚の日本語と分析のフランス語
  望遠鏡とは何ですか?―フランス語の定義法と日本語の定義の仕方
  村の学校の先生の家の屋根―名詞をどうつなぐか
  Bijou pr´ecieuxとbijou de valeur―形容詞と形容詞句 ほか

 
 何か言語をものにしようと思ったときに一番いい方法って何でしょうか。
 
 語学の達人と言われている人たちのことばに耳を傾けてみると、関口存男も種田輝豊もわが師匠タリンさんも、みな文章を丸暗記するという勉強法を採っていたようです。

 なぜこのような方法を採っていたのでしょうか。文法がわかっていて、辞書で単語を調べれば、文章だって書けるし、そのうち話せるようになるんじゃないでしょうか。

 いえいえ。いくら文法と単語がわかっていたしても、それに則って自分で文章を組み立てたればいいかというとそうではありません。

 日本語で考えてみましょう。「昨日」、「高校時代の友達と」、「新宿に」、「飲みに行った」の4つを並べ替えて文を作るとします。「飲みに行った」は最後にくるとして6通りの文が考えられます。

 ①昨日高校時代の友達と新宿に飲みに行った。
 ②昨日新宿に高校時代の友達と飲みに行った。
 ③高校時代の友達と昨日新宿に飲みに行った。
 ④新宿に昨日高校時代の友達と飲みに行った。
 ⑤高校時代の友達と新宿に昨日飲みに行った。
 ⑥新宿に高校時代の友達と昨日飲みに行った。

 どれも文法的な誤りはありませんが、「昨日」が後ろになるほどありえにくい文になります。このように、文法的には間違っていないけれども、普通は言わないような文があるわけです。

 私もフランス語を話すときに、頭で文を組み立てようとするとどうもうまくいきませんが、たまに何も考えずにことばが出てくるときがあります。そういうものはたいてい、フランス人の先生が使っているのをそのまま覚えたり、本で読んで覚えたものです。

 でも、ただやみくもにフランス語の文を丸暗記していこうと思っても辛いですよね…
 そんなときにはこの本が役に立ちます。
 
 この本は、仏作文の本でありながら、練習問題がほとんどありません。

 前半は基本的な文法項目別に、フランス語の文の基本的なかたち、しくみが解説されています。フランス語を書くという視点から、文法のおさらいができるようになっています。

 後半はフランス語と日本語を比較しながら、両者の発想の差に重点を置いて説明が進んでいきます。たとえば、日本語は動詞中心の言語ですが、フランス語は英語と同じように名詞中心の言語です。
 また、情報量ということばこそ使われていませんが、フランス語と日本語では名子の情報量を大きくする方法に差があるという点にも言及されていて、面白かったですよ

 最後に。この本を読んだからといってフランス語の文章がすぐに書けるようになるわけではありません。著者自身もそのようなことを書いています。この本でフランス語の性格をしっかり認識したうえで、本を読むなり、会話集のようなものを使うなりして、フランス語の文章を自分のなかに蓄積していけばいいのだと思います。
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-1 Comments
By つりきち06 21, 2013 - URL [ edit ]

こんにちは。

>どれも文法的な誤りはありませんが、「昨日」が後ろになるほどありえにくい文になります。

「ありえにくい」という言い方どうも抵抗がある。
「臨床の現場では比較的ありえにくいことである。」という訳文は直されないのだろうか。

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翻訳の森に迷い込んでもう3年。トライアリスト東京。

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