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医学書専門店と専門書の紹介

06 19, 2013
 以前、医学の専門書を読むことについて記事を書かせていただきました。

 その流れで今回はまず、医学書専門店について。

 いざ専門書を買いに行こうと思っても、医学書を扱っている書店は限られています。ある書店では以前は医学書コーナーがあったのに、いつの間にかなくなっていたということもありました。採算が取れないんでしょう。

 そこで役立つサイトのご紹介です。

 この日本医書出版協会のサイトでは、書店検索をすることができます。日本全国の医学書を販売している書店を探すことができますよ。
 ぜひお住まいの都道府県を選択して、調べてみてください。以外に近くにあったりするかもしれませんよ。

 ちなみに、書店に行ったら日本医書出版協会が出している「医学書目録」をもらってきましょう。もちろん無料です。分厚くてちょっと重いかもしれませんが、分野別に夥しい量の医学書が掲載されていますので、ものすごく使えます。


 また、インターネットで本を買える書店も多いので、雑誌のバックナンバーを探すときにも役立ちます。
 たとえば、この泰山堂書店(岡山県)。雑誌のバックナンバーがこんなに大量に…!すごいですね~

 そうそう。うた子さんのブログで医学部の図書館のことが紹介されていました。私が卒業した大学の図書館は、卒業生であれば入館して本を閲覧することはできるのですが、本を借りることはできません。でも、大学によっては学生以外にも本を貸し出しているところがあるんですね…!

 
 お次は専門書の紹介です。

消化器内視鏡ハンドブック消化器内視鏡ハンドブック
(2012/05/05)
不明

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内科 2013年 03月号 [雑誌]内科 2013年 03月号 [雑誌]
(2013/02/22)
不明

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 課題を訳すときの参考にしてください
 私は主にこの2冊を参考にしましたが、使える表現や言い回しがたくさん出てきます。

専門書をもっと読もう!④

05 20, 2013
 今回で専門書のお話はひとまず終わりになります。

 前回、お金がなければ時間をかけ、時間がなければお金をかければいいという話をしました。でも、専門書にかけられるお金も時間もない場合にはいったいどうしたらいいでしょうか。
 今まで3回にわたっていろいろ書いてきましたが、実はこれが最も切実な問題で、何とか解決策を見いだせないかと考えていた問題です。

 トライアリストはお子さんのいる主婦の味方です。トライアリストには実際、子育て中の主婦の方が多数在籍しています。
 毎日の子育てや家事の合間をぬって毎週の課題に取り組んでいらっしゃいます。本当に頭が下がる思いです。私にはとてもまねできません。自分ひとりで精一杯です。
 自分のために使える時間が1日のなかでほとんどないということがいかに大変か、ちょっと想像もつきません。

 子育てにはお金も時間もかかります。医学の専門書のなかには1万円を超えるものもめずらしくないので、とてもじゃないけどポイポイ買えるものではないですよね。小さいお子さんがいれば、自分の勉強のためとはいえ、医学書を買いに行く時間を作るのも難しいですよね。
 
 本屋や図書館に行く時間がとれないし、かといってインターネットで中身も見ずに思い切って買うこともできない、、、その結果、専門書を読まずに課題に取り組むことになってしまう、、、

 この状況を打開するにはどうすればいいでしょうか。

 まずひとつ考えられる方法は、専門書ではなく専門雑誌を狙うというものです。専門雑誌というのは、毎月または毎週定期的に発行されているもの。
 専門書とは違って網羅的ではないので、その分薄く、値段も安いです。「医学のあゆみ」なら基本的に1000円で手に入ります。そのほかの雑誌も2500円前後で買うことができます(この差は「医学のあゆみ」が週刊で、ほとんどの医学雑誌が月刊であることによります)。
 それに、分野がかなり絞られていて詳しく取り上げられるため、うまく見つければ専門書よりも役に立ちます。

 ただ、専門雑誌となると当然、最新のもののなかに課題の内容に沿ったものが見つかるとはかぎりません。でもそれほど古いものでなければ、この間紹介したメテオメディカルブックセンターや、全国の医学書販売店のホームページ(別の記事で紹介します)でバックナンバーを探して取り寄せることが可能です。出版社のホームページからも購入できるようです(たとえば、「医学のあゆみ」はこちら)。

 バックナンバーを探す時間を作るのも難しいという方は、課題の内容に沿ったものでなくてもいいです。月に1冊でもいいですから、少しでも興味のもてる雑誌を探して読んでみてください。遺伝子が絡んでくると、何やら記号めいたものばかり出てきて読むのが嫌になってしまうので、気をつけてください、、、

 1日にひとつ(10ページくらいです)でも論文を読む習慣ができれば、どんどん医学の文体が身についてきて、課題にもその成果が表れてきますよ
 意味なんて最初はどうでもいいんです。何の話をしているのか全然わからなくても問題ありません。ただ「ことば」を追えばいいんです。普段使わないような医学独特の「ことば」や「言い回し」がたくさんでてきます。
 そういうものにチェックをつけていきながら読んでみましょう。
 

 もうひとつの方法。
 本講座の課題が変わるごとに、このブログで参考になる専門書や専門雑誌を紹介することも考えています
 その折には買って使ってくださいね


 いったんこの記事を書いたあとに、間違って全部消してしまいました…ショック
 こういうこともあるんですね、、、
 勝手に保存しといてくれないんでしょうか、、、

専門書をもっと読もう!③

05 20, 2013
 さて、今回は③お金がない、あるいは④買いに行く時間がない場合にどうすればいいのかというお話です。

 これは実は簡単に解決できる問題で、お金がない場合には時間をかけ、時間がない場合にはお金をかければいいだけの話です。

 私が医薬翻訳の勉強を始めたのは学生のときで、映画も見たいしビールも飲みたい、、、といういろんな誘惑に打ち勝てなかったため、専門書にかけるお金は今よりもずっと少なかったと思います。
 そのかわり、学生で時間がたんまりあるという特権を生かして、医学部の図書館に足繁く通っていました。
 お金がないから時間をかけたわけです。
 もちろん、医学書を扱っている本屋に行って、力の限り立ち読みするのもありです。

 逆に、時間がなくて本屋に専門書を買いに行けないのであれば、前回ご紹介した方法で当たりをつけて、思い切ってAmazonなどのネット書店で買ってしまいましょう。
 手元に届いたものがあまり課題を訳すのに役立たなかったとしても落胆しないことです。そのときは役に立たなくても、いつか仕事をしていくうえで必要になることがあるはずです。持っている専門書も実力のうちです。
 それに、普段の勉強の一環として読んでみれば、間違いなく得られるものがあります。


 ちなみに、医学部の図書館って入ったことありますか。医薬翻訳の勉強をしている方だったら間違いなくテンションが上がると思います
 私が利用したところは、地下1階から地上4階までぜ~~んぶ医学書で埋めつくされてました
 
 大学生や、卒業生、医療関係者でなくても利用できる図書館があるようですので、調べてみてはどうでしょうか。

専門書をもっと読もう②

05 15, 2013
 前回の続きです。

 まずは②選び方がわからない方に。これを読んだらもう「どうやって選んだらいいのかわかりません」とは言わせません

 ひとつめの方法は手当たり次第に読むことです。大きな本屋や専門書の置いてある図書館に行って、関係ありそうな本を片っ端から見ていけばいつかは当たります。

 これを繰り返していけば、当たりをつけられるようになってきます。

 私がおすすめしたいのはこの方法です。というのは、お目当ての本にたどりつくために何冊も何冊も「これかな、これかな、、、」と手に取っていくので、どんな分野のどんな本があるのかがだんだんとわかってくるからです。
 
 ただ、時間がかかるし疲れます。

 そんな時間はないし、疲れるのは嫌だという方にはもうひとつの方法を。

 本を探し始める前に情報量をできるだけ大きくしてしまう方法です。

 本講座の課題は1ヵ月分か2ヵ月分がまとまった内容です。

 まず、課題を訳し始める前に全体にざっと目を通します。そのときに、医学の専門用語、特に疾患名、薬剤名、検査名、術式名だけを抜き出してみます。

 こういうものはすでに訳語が決まっているので、最初に辞書を引いてしまいましょう(ただ、この段階で最終的な訳語を決めるのではなく、参考程度にしてください。このことはまた機会を改めて)。トライアリストの武器、メディカプラスを使えばあっという間です。まだお持ちでない方はドーランドやステッドマンで凌いでください。メディカプラスについてもまた後ほど。

 これで準備はお終いです。医学には循環器、消化器、内分泌などいろいろな分野がありますが、この課題がどの分野の話なのかわかる必要はありません。それがわかったところで、たとえば、内分泌の話だとわかったところで、「内分泌学」のような概説書を読んでもあまり役には立ちません。あくまでも訳すのは最新の論文です。

 それではどうするかというと、オンラインの医学書専門店を使います。こういうときにAmazonは使えません。家庭の医学みたいな本が引っかかってしまうからです。

 では、メテオ・メディカルブックセンターというところをみてみましょう。

 上の方に「詳細検索画面へ」というところがあるので押してみます。

 そうしたら、検索キーワードのところに、先ほど調べた疾患名、薬剤名、検査名、術式名などをいろいろ組み合わせて検索してみます。「目次を対象にする」にチェックを入れた方がいいでしょう。

 検索を続けるうちに「これは役に立ちそう!」という本が出てくるはずです。

 それさえ見つかれば、そこで買ってしまうもよし、Amazonで探して買うもよしです。私は実際に読んでから決めたいので、いくつか候補を決めて、ジュンク堂のサイトで在庫を確認してから買いに行きます。

 ぜひお試しください
 

専門書をもっと読もう①

05 14, 2013
 質問です。

 将棋のルールも駒の動かし方も知らない人が将棋を指せるでしょうか。

 もちろん指せません。
 
 これまでフランス語を勉強したことのない人がフランス語で文章を書けるでしょうか。

 もちろん書けません。

 ではここで本題です。医学の文章を読んだことのない人が医学の文章を書けるでしょうか。

 絶対に書けません。
 
 トライアリストでは、課題を提出する際に、参考にした辞書や専門書を挙げてもらっています。
 仕事柄受講生の方の訳文に目を通させていただくのですが、正直びっくりしています。

 皆さんあまりにも専門書を読んでいらっしゃらない…
 パッと見ですが、辞書以外で平均1冊いくかいかないかという感じです。
 
 あまりにももったいないことをしています。トライアリストではせっかく1~2ヵ月毎に分野が毎回変わって、最新の論文が課題になっているわけですから、もっと仕事の練習台にしてください。実際の仕事で専門書を何も読まずにすませるなんて、自殺行為以外の何物でもありません。

 医学の文章は私たちが日常接する文章とはまるっきり別のものです。普段絶対に使わないような言い回しがたくさん出てきます。別の言語だと思ってもいいくらいです。

 翻訳は解釈があっていればいいというものではありません。医学なら医学の分野にふさわしい日本語で書く必要があります。日常語べったりの文章を書いて、クライアントや翻訳会社の人間に素人だと思われたらそこで終りなのです。

 では、どれくらいの量を読めばいいのかというと、各課題最低でも1冊は読むべきだと思います。うまくその1冊を選べれば、必要最小限の言い回しや知識は身につくと思います。

 ちなみに、私がこの前の12月、1月の本講座課題を訳すときに参考にしたものを挙げてみます。

 ①『ウイルスを知る』羊土社
 ②『ウイルス学』朝倉書店
 ③『生命科学を推進する分子ウイルス学』共立出版
 ④『微生物学』南江堂
 ⑤『分子進化』共立出版
 ⑥『ゲノム進化学入門』共立出版
 ⑦『DNAからみた生物の爆発的進化』岩波書店
 ⑧「RNAウイルスと変異」、『ウイルス』55巻2号
 ⑨「病原体ゲノムのセントラルドグマ」、『実験医学』27巻10号
 ⑩「ウイルスゲノムの複製と遺伝子発現」、『小児科診療60巻11号』

 これはほんの一部です。この課題は内容も用語も言い回しも難しかったので、かなりいろいろな専門書や雑誌を読みました。

 専門書を読まない理由はおそらく、

 ①面倒くさい
 ②選び方がわからない
 ③お金がない
 ④買いに行く時間がない 

といったところでしょうか。 

 ①に該当する方はトライアリストにはいらっしゃらないと思うので、②~④に関して対処法を考えていきます。
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Author:クルック
翻訳の森に迷い込んでもう3年。トライアリスト東京。

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